「みどり戦略」農高生も実践 関東農政局がチャレンジ企画 7都県9校で環境保全型農業
各グループの活動テーマは、化学肥料の使用量削減や有機農業の面積拡大などが盛り込まれた同戦略を踏まえ、それぞれ独自に設定した。
農業高校では、栃木や東京、神奈川、長野の高校が参加。栃木県立宇都宮白楊高校は、堆肥を利用した日光トウガラシの栽培、神奈川県立中央農業高校は、除草などにアヒルを使った無農薬での水稲栽培などを実践する。
農業大学校では、群馬や千葉、山梨、長野の農業大学校が参加。山梨県立農林大学校は、スイートコーンの減化学肥料・省力栽培、バイオマス(生物由来資源)が原料の「バイオ炭」を施用したサツマイモの品質調査などを実践する。
各グループとも4月から活動を始めている。10月に成果を取りまとめ後、同農政局が各グループの関連動画を配信したり、発表の場を設けたりする予定だ。
同農政局は「若い世代がみどり戦略や環境に配慮した農業への知見を深めるきっかけにしたい。さまざまな形で成果を発信し、特に同世代に理解を広めたい」(経営支援課)と話す。