プロ野球北海道日本ハムファイターズの吉田輝星投手（２２）とオリックス・バファローズの黒木優太投手（２９）のトレードが成立したことが２４日、両球団から発表された。吉田は秋田県出身で県立金足農高のエースとして２０１８年夏の甲子園大会で準優勝。ドラフト１位で１９年に日本ハム入りした。オリックスの中嶋聡監督（５４）も、秋田県生まれで県立鷹巣農林高出身。秋田の農高出身者がそろったことで、地元からは期待の声が上がる。

　吉田は「たくさんの方々に支えられて感謝しかありません」と球団を通じてコメントした。

　中嶋監督の故郷、北秋田市は吉田のオリックス移籍のニュースに沸いた。地元のＪＡ秋田たかのす本店営業課長で、鷹巣農林高野球部時代、中嶋監督とチームメイトだった成田司さん（５４）は「吉田投手が聡のチームに移籍するのはうれしい。同じ秋田県人で農業系高校出身だけに、とても親近感が湧く」と喜んだ。「ぜひ一軍で活躍し、また聡を胴上げしてほしい」と期待を込めた。