贈りやすさに着目 菊新商品を開発 熊本・上天草市木下農園
試作中の商品は、縦横の長さが13・5センチ、高さ11センチのオリジナルの化粧箱に満開に咲かせた大菊を1輪入れ、ピンポンマムなど小花で周りを彩る。箱は黒と赤の2種類で、大菊は白とカラーマムを選べる。冬場であれば1、2カ月、夏場でも最低で2週間以上日持ちする。地元産の小花を使い、花需要の喚起も目指す。
同農園は約60アールで、仏花などに用いる白の大菊を中心に栽培。これまで、化粧箱が花瓶の代わりとなる、どこにでも飾りやすい商品などを開発してきた。
木下さんは「そのまま飾れるようにすることで菊を持っていきやすくして、贈る場面を増やしたい」と話している。