花購入4割がスーパー コロナ明け 墓参り用急増
花き業界でつくる国産花き生産流通強化推進協議会が、23年8月にインターネットで500人に調査した。
最近1年間に花を買った人に経路を複数回答で聞いたところ、生花店が76%と不動の1位。スーパーの2位も従来通りだが、割合は前年比7ポイント増の40%と過去最高だった。ホームセンターが25%、産地直売所・道の駅は17%、ネットショップは16%。花と雑貨・カフェなどの複合店は1ポイント増の7%で、ここ3年で伸びた。サブスクリプション(定額購入)は1ポイント増の2%だった。
購入場面を複数回答で聞いたところ、墓参りが9ポイント増の44%と最多で、自宅の装飾用(39%、3ポイント減)を上回った。コロナ明けで墓参りがしやすくなったとみられる。お供え用も35%と続いた。同協議会は、仏花の販売が多いスーパーでの購入増との関連を指摘する。
購入価格帯も調べた。自宅用は、1500円以上の割合が20ポイント増の44%と大きく伸びた。一定の価格上昇が受け入れられているが、購入頻度の高い少数のロイヤルユーザーへの依存度が高いため、あまり買わない層のてこ入れが求められる。年1回以上花を買う人は31%と、19年以降4年間で12ポイント減った。