「母の日」（５月１２日）にかける予算が増加傾向であることが日比谷花壇（東京都港区）のインターネット調査で分かった。予算を５０００円以上と想定している人が４５・５％と半数近くを占め、過去５年で最多だった。３０００円未満は５年連続で減少した。消費行動の活発化で高い予算を割り当てようとする人が増えている。

　調査は「母の日贈る人もらう人アンケート２０２４」で、母の日に贈る人３０１３人ともらう人７９９人が２月に回答。最も割合が高い予算の価格帯は、３０００～４９９９円の３４・９％だった。５０００～６９９９円の２７・３％が続いた。１万円以上と回答した人の割合は過去５年で最多の８・６％だった。

　もらう人が回答した、もらうとうれしいものは、花が６３・１％と最多で、次いでスイーツの１０・８％となった。母への感謝の伝え方は、新型コロナウイルスが感染症５類に移行したこともあり、直接会うとした人が５５・６％で過去３年で最多だった。メールやＬＩＮＥで伝える人も増加傾向で１８・５％だった。