国産大豆落札率低下、38%に 第5回収穫後入札
入札を開く日本特産農産物協会によると、普通大豆の上場数量4898トンのうち落札されたのは1861トン。同協会担当者は「ここまで不落札が多い取引は珍しい」と驚く。
上場した57銘柄のうち全量落札は17銘柄。北海道「音更大袖振」(大粒)、福岡「ちくしB5号」、山形「エンレイ」などが全量落札だった。一方で、20銘柄で落札がゼロとなった。平均落札価格は前年産平均比9%安。前回比でほぼ横ばいと、軟調に推移する。
銘柄別に見ると、上場数量の多い北海道「とよまさり」(大粒)が前回比90円安の8363円、宮城「ミヤギシロメ」(中粒)が46円安の8492円、佐賀「フクユタカ」(大粒)が269円安の8665円。いずれも落札率を下げた。
特定加工用大豆は2901トンが上場し、1515トン(52%)が落札。平均落札価格は、前回比152円安の7974円だった。