猛暑で売り上げアップ アイス、清涼飲料水など 帝国データバンク
8月7~13日に、全国の企業にアンケート調査を実施。1572社から有効回答を得た。
商品・サービスの中で2024年の猛暑をきっかけに売り上げが伸びたものはあるかという質問に、全体の11・4%が「ある」と回答。「ある」と回答した割合を業界別に見ると、小売業が30・5%でトップとなった。次いで卸売業が20・1%だった。
売り上げが伸びた具体的な商品では「エアコン・空調関連」が最多で、食品や関連する商品も目立った。主な食品では、気温高で需要が高まるアイスクリームや冷やして食べるうどんやそうめんなどが挙がった。清涼飲料水や、ビールなどのアルコール飲料、塩分を含むキャンディーなども伸びた。青果物ではスイカが伸びたという回答もあった。小売りの店頭以外でも、飲食店や温泉施設、レジャー施設の軽食店などでも食品が伸びた。
食品卸からは、最終製品の需要拡大によって食品原料の販売が伸びたという声もあったという。アイスクリームの容器や、うどんの包装フィルムなど、包装資材も売り上げを伸ばした。その他にも保冷剤、スーパーなどで使われる氷購入専用コインなど幅広い商品が伸長した。