東京青果の川田光太社長は、買参人に向けて「2025年も24年同様、大変厳しい経済環境が予測されているが、大田市場が日本の食の中心となってリードしていく一年になればと思っている」と述べた。
仲卸・船昌は特大1隻、大3隻の宝船を落札。同社の関野裕社長は「24年は高温などの影響で青果物の安定供給が難しい一年だった。今年は一層、産地との連携を強化しながら気象の変化に対応し、消費者へ青果物をしっかり届けたい」と話した。
恒例の山形産サクランボの初せりも実施。きり箱入りの「佐藤錦」(500グラム・2L級)を同社が過去最高値の150万円で落札した。
多くの品目が例年よりも高値での取引スタートとなった。同市場では、キャベツが愛知産1ケース(10キロ・8玉・高値)で6480円と、前年初市比5倍を記録。低温や干ばつが影響した不足感による高値は「今月いっぱいは続く」(東京の青果卸)見通しだ。


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