![「新城設楽地域担い手育成総合支援協議会」が開いた就農林相談会。JA担当者らが熱心に相談に応じて好評だ(愛知県新城市で)](/media/2023/10/20/l/20231020_u5nxxpongfiuzsdwzoxl.jpg)
![地域発 未来へ](/media/2023/04/02/l/20230402_sch3orq1h18fjcjxpeqr.jpg)
JAを事務局とし、奥三河地域の7団体で組織する「新城設楽地域担い手育成総合支援協議会」が就農に向けた支援を担う。就農希望者には、就農候補地の仲介や機械・資材の導入サポート、栽培や経営の指導、各種農業制度資金などの金融・借受手続きといった支援に加え、住居の紹介など暮らしに関するサポートもする。
さらに、経営面での不安を解消するため、品目ごとに経営開始1年目の収支や1年間と1日のスケジュールを、先輩生産者のデータを基に提示。農業者としての生活や仕事をイメージしやすくするように工夫する。
今秋に同協議会が開いた就農林相談には、4組8人が参加。協議会メンバーである奥三河地域の市町村が個別ブースを出展して地域の実態を来場者に説明したり、就農した先輩のインタビューや地元の名所を紹介したPR動画などを上映したりした。JA担当者は総合相談窓口や市町村ブースで、栽培品目や経営指標、補助金などの支援内容を解説し、就農希望者の意向を確認した。
JAは今後も、産地維持に向けた担い手確保のため、品目別の現地説明会の開催などを予定する。地域ぐるみで新規就農者を受け入れ、定着を目指していく。