JA福島さくら大賞 日本農業新聞 全国大会表彰
同JAの志賀博之組合長は普及・活用の体験を発表し、「日本農業新聞はJAが広報活動する上で最も重要な媒体」と強調した。22年9月に開局した移動編集局では本紙記者に同行して取材を行い、「JAの広報力も向上させることができた」と説明した。
大賞に次ぐ優秀賞はJAふらの(北海道)とJA松山市(愛媛)が受賞した。JA全中会長賞として普及率全国最高のJA士幌町(北海道)と保有部数全国最多のJA新いわて、年間増部数全国最多のJAアグリあなん(徳島)を表彰した。
優績通信員表彰は、年間最優秀記事の部でJAふくおか八女の野口紘平さんを選んだ。農作業時にも女性が気兼ねなくトイレに行けるよう「コンポストトイレ」の設置を進める取り組みを記事にした。野口さんは「違う立場の声を拾い、発信し、農業や地域の隠れた可能性に気付くことができた」と述べた。年間最優秀写真の部にはJA新いわての畠山忠博さんを選んだ。
第19回一村逸品大賞の表彰もあった。審査委員長で漫画家のやくみつるさんは「(商品の)バリエーションが豊かで、まだこんな手があったのかと驚きの連続だ」と講評した。大賞に輝いたJAたかさき(群馬)の「高崎生パスタ」は、高崎市産の小麦「きぬの波」を100%使い、卵も市内産にこだわる。
第48回読者の写真コンテストでは、課題写真の部で最高位の農水大臣賞を新潟県南魚沼市の富所上さんの「冬将軍が降りてくる・・」に、ニュース写真の部で最高位の日本農業新聞賞を千葉県柏市の糸賀一典さんの「黄金色の大地」に贈った。「記事活用エピソード」最優秀賞に輝いた山形県上山市の樺澤理恵子さんも表彰した。