ドローン+自動運転車 農産物も日用品も 愛知・山間部で集荷・配送実証
試験は名古屋鉄道や愛知県などが1年間行う。畑から農産物をドローンで運び、集荷場やスーパー、道の駅を巡る自動運転車で配送する構想だ。
自動運転車は乗客も載せる貨客混載とし定期運行する。スーパーなどから日用品を運ぶ役割も担い、ドローンで個人宅へ届ける。
22日には幸田町で最大積載量20キロのドローンを使って特産の「筆柿」4キロと梨6キロを、山あいの園地から道の駅へ運んだ。道の駅の担当者が自動運転車の荷台に積み込んだ。
実証に協力した筆柿生産者の平岩昇さん(74)は「運べる量がもう少し増えれば、使い勝手が良くなる」と期待を込めた。県は「実用化へモデルづくりを進めたい」(産業振興課)と話す。