能登原木シイタケ2週間ぶり出荷 JAのと、内浦町の生産者
出荷されたのは、「のと115」26箱(211玉)と最上級ブランド「のとてまり」1箱(8玉)。のと、内浦町2JA管内の生産者6人から10日集荷され、全農いしかわの職員が金沢まで運んだ。
全農いしかわによると、出荷は年明けの4、5、8日に予定していたが、震災の影響で中断した。3月末までが出荷最盛期に当たり、収穫が遅れてかさが開き過ぎると、商品価値が落ちるため、今回可能な量を集荷した。
現地の農業ハウス内では、ほだ木が倒れる被害が相次いでいる。選果場を訪れた生産者からは「やっとハウスに入ることができた」「倒れたほだ木を必死に起こして収穫した」といった声が出たという。
能登原木シイタケは奥能登2市2町の104人が生産し、前年度の出荷実績は金沢や東京市場に約2万5000玉だった。