日本農業新聞 全国大会表彰 大賞にJAいちかわ 准組合員拡大に本紙活用
同JAの今野博之組合長は受賞のあいさつで、地域農業やJAを応援する准組合員の拡大に向け、地域に広く日本農業新聞を普及したことを紹介。「農業、農協、日本農業新聞の応援団になっていただくことができた」と述べた。
準大賞は、JAきたそらち(北海道)とJA福山市(広島)が受賞。JA全中会長賞として普及率全国最高のJAめまんべつ(北海道)、保有部数全国最多のJAたじま(兵庫)、年間増部数全国最多のJAこうか(滋賀)を表彰した。
優績通信員表彰は、年間最優秀記事の部でJAあづみ(長野)の長崎祐貴さんを選んだ。「地域計画」策定に向けたJAと果樹の各部会による取り組みを記事にした。長崎さんは「価値ある情報を地域に、全国に届けることで地域農業の振興や生産者の所得増大につなげたい」と力を込めた。年間最優秀写真の部にはJAフルーツ山梨の荒井文弘さんを選んだ他、9人を優績通信員としてたたえた。
第20回一村逸品大賞の大賞は岩泉ホールディングス(岩手県岩泉町)の「畑わさベーゼ」が受賞。岩泉町が生産量日本一を誇る畑ワサビの茎などを使ったオイル漬けで、ピリッとした独特の辛味が特長。審査委員長で漫画家のやくみつるさんは「定番の中で工夫したものから、畑わさベーゼにように新鮮味のあるものも相次いでおり、今後の出品にも期待したい」と講評した。
第49回読者の写真コンテストは、課題写真の部で最高位の農水大臣賞を岩手県奥州市の達下才子さんの「脱穀日和」に、ニュース写真の部で日本農業新聞賞を岡山県赤磐市の川末義晃さんの「環水平アークに見守られ」に贈った。「記事活用エピソード」で最優秀賞に輝いた高知市の上野拓海さん(一般の部)、鳥取市の下家和佳奈さん(学生・生徒の部)も表彰した。
他に本紙愛読者の代表5人を紹介し、感謝状を贈った。