<最新>肉、野菜など禁止製品 国内持ち込み過去最多 24年
同省によると、家畜伝染病予防法に基づく肉製品の違反事例は約20万件超。植物防疫法に基づく野菜・果物などの植物の違反事例は26万件に迫った。植物は19年の約24・8万件が最多だった。
海外ではアフリカ豚熱や口蹄疫(こうていえき)などの家畜伝染病が発生しており、ハムやソーセージを含む畜産物はウイルス混入のリスクがある。植物の持ち込みによる病害虫の侵入リスクも高まる。
江藤拓農相は同日の閣議後会見で、先月からの春節の期間には、違反件数が肉類でコロナ禍前の約3倍、植物で約1・3倍に上ったと説明。「大変重要な課題だ」と述べ、水際対策の強化に意欲を示した。