<最新>米の生産流通、現状を発信 全農が大阪で説明会
米穀事業を担当する金森正幸常務と藤井暁米穀部長が登壇し、米を巡る情勢や全農の事業について説明した。
備蓄米の流通状況については保管倉庫や精米工場が東日本に偏在していることに触れ、西日本への輸送にはトラックや貨物列車、フェリーなどの手段を確保していると説明。金森常務は「取引先の希望通りに(備蓄米を)届けられている」と述べた。
精米工場の稼働状況については、全農グループが持つ工場の稼働率は平均で100%を超えていると明かした。稼働効率を上げ、随意契約で放出された備蓄米の精米加工にも引き続き協力していく考えを示した。
同日、兵庫県内では、報道関係者向けに精米工場の視察会も開き、玄米が精米になって出荷されるまでの流れを説明した。
(郡司凜太郎)