和牛甲子園、渥美農高(愛知)に栄冠 「持続可能」を実践
主催はJA全農。全国の農高生たちをオンラインでつなぎ、受賞校の取り組み発表や、枝肉共励会、事前撮影した牛舎での映像配信などを通じ交流を深めた。
渥美農高は、取り組み評価部門、枝肉評価部門で優秀賞を獲得し、総合部門の最優秀賞に輝いた。「日本の和牛生産がこれからも続くよう、私たち高校牛児ができることを率先して進めよう」と呼び掛け、県内初の肉用牛での日本版農業生産工程管理(JGAP)取得や、地元の「みかわ牛」の知名度向上への貢献など、次代につながる活動を実践した。
同校3年の藤井琴未さんは「県内の畜産に携わり、牛を育てていけるような仕事に就きたい」と夢を語った。
取り組み評価部門では、生産コスト削減と、一価不飽和脂肪酸(MUFA)値の向上を両立させた和牛の短期肥育に挑戦した広島県立西条農業高校、枝肉評価部門では、「一般の共励会でも全国チャンピオンレベル」と評された鹿児島県立曽於高校が最優秀賞を獲得した。
その他の入賞校は次の通り。
取組評価部門▽優秀賞=市来農芸(鹿児島)▽優良賞=会津農林(福島)、鶴翔(鹿児島)、鹿屋農業(鹿児島)▽審査員特別賞=瀬戸南(岡山)▽高校牛児特別賞=宮城県農業(宮城)
枝肉評価部門▽優秀賞=大垣養老(岐阜)▽優良賞=栃木農業(栃木)、那須拓陽(栃木)、鹿屋農業(鹿児島)▽審査員特別賞=宇都宮白楊(栃木)