~島内で育った花梨(かりん)の果実を用いて~
5・6年生の複式学級の生徒を対象に授業を実施
嗅覚の新たな顧客体験を提案するSCENTMATIC株式会社(代表取締役:栗栖俊治、本社:東京都、以下「セントマティック」)は、2024年11月27日(水)、香りから言葉を紡ぎ、自分だけの物語を創作する感性教育プログラム「香りの授業」を、長崎県壱岐市立筒城小学校の5・6年生14名を対象に開催しました。
長崎県の壱岐で2年連続の開催!昨年は「金柑」、今年は「花梨」の香りを採用
香りの授業は、既存の学校教育ではリーチできなかった嗅覚領域の可能性を拓く機会や、地域の香りを通じて故郷への愛着を深める学びとして、2021年より全国の教育機関と連携しながら開催を重ねてきました。
今回は、壱岐市立筒城小学校の5・6年生を対象に授業を実施。保護者様のご協力のもと、島内で実りの時期を迎える花梨(かりん)の香りを採用しました。生徒たちにとって、初めて目にする果実には先入観がない様子。その香りから連想されたイメージには、「しょっぱい感じ」「おばあちゃんの家を思い出した」「お花畑」「ヒヨコ」など、意外な印象を表す言葉が口々に飛び交い、しなやかな感性に満ちた14名それぞれの素敵な物語が生まれました。
■「香りの授業」の開催実績 ~ 地域に紐づく香りを用いて ~
https://scentmatic.co.jp/kaorium/school
香りと言葉で脳を活性化!東大共同研究の知見に基づく独自の教育プログラム
セントマティックは2020年より、嗅覚研究のトップランナーである東京大学 大学院農学生命科学研究科 東原和成研究室と共同研究を行ってきました。現在、香りと言葉を同時にインプットする体験が、人間の脳のさまざまな領域を活性化させることが解明されつつあります。香りの授業は本研究から得られた知見を活かした独自の教育プログラムです。
■東京大学大学院 東原教授とセントマティック取締役 渡辺の対談
https://scentmatic.co.jp/news/20240209
■「香りの授業」プログラムの流れ
1.目を閉じて、香りだけに集中してみる
2.浮かんだ景色やイメージを自由に書き出してみる
3.メモの中から好きな言葉を選んで物語をつくる
4.完成したオリジナルの物語を互いに発表し合う
■「香りの授業」に参加した生徒の感想(壱岐市立筒城小学校5年生)
花梨の香りを嗅いだときの第一印象は、「ふわぁ~ん」という感じ。真夏の日の夕方、綺麗な海を目の前にして、甘酸っぱいグレープフルーツジュースを飲んでいるような気分でした。砂浜で家を探すカニたちを眺めながら、「暑い夏がいつ終わるのか」と待ち遠しく思う自分の気持ちを物語にしました。
初めて嗅いだ花梨の香りから生まれた、世界にひとつだけの物語
授業のために、3年生の保護者の方が届けてくれた花梨の実
■壱岐市立筒城小学校 校長 安原 美智子先生よりコメント
昨年11月、元赴任先の壱岐市立志原小学校で初めて「香りの授業」を導入しました。自分たちでは実現できない新たなアプローチの教育であり、離島で暮らす子どもたちにとって良い刺激になる有難い機会だと感じています。生徒たちにはこの先も、豊かな感性を忘れずに、感じたことを自由に表現できるような大人になってほしいですね。
安原校長先生(左)/ 5・6年生担任の大久保先生
【SCENTMATIC株式会社】
セントマティックは、香りを言語化するAIシステムを用いて、あらゆるものに“情緒的な体験価値”をプラスできる共創型ビジネスデザイン集団として2019年に設立しました。セントマティックが取り組むのは「嗅覚のデジタライゼーション」。それは、香りと言葉による「香りの体験」によって人の感性を進化させ、あらゆる業界のビジネスに革新をもたらします。
代表者:代表取締役 栗栖 俊治
所在地:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿4丁目22番7号 3階
URL:https://scentmatic.co.jp
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