1次産業領域におけるカーボンクレジットの創出を加速
株式会社Jizoku(本社:東京都国立市、代表取締役:片岡慶一郎、以下「Jizoku」)は、このたび、Partners Fund、HAKOBUNE、個人投資家より、シードラウンドにて総額7,100万円の資金調達を実施したことをお知らせいたします。
■調達の背景と目的
近年、気候変動への対応や持続可能な農業経営の重要性がますます高まるなか、農業分野での温室効果ガス(GHG)削減は国際的にも喫緊の課題となっています。
Jizokuは農業由来のGHG削減効果を“カーボンクレジット”として見える化し、これまで評価されなかった環境への取り組みを経済的な価値に変える支援を行っています。さらに、衛星データを活用したモニタリング技術、生物多様性の評価など、先進的な技術を導入し、高品質なカーボンクレジットの創出や持続可能な農業の推進に取り組んでいます。
今回の調達では、農業分野を中心に日本国内、海外におけるカーボンクレジットの創出・活用に本格的に取り組んでまいります。
■各投資家コメント
Partners Fund 代表パートナー 種市 亮氏

Partners Fund 代表パートナー 種市 亮氏
一橋大学時代から一貫してカーボンクレジットの研究と一般社団法人を通じた創出活動に取り組んできた片岡さんは若くして本分野のスペシャリストであり、農家さんと共に現場で汗をかきながら取り組む姿に強く感銘を受けました。グローバルでカーボンクレジット創出に取り組むチャレンジに適切な創業チームであると感じ、今回投資させていただきました。片岡さん率いるJizokuの挑戦の成功に向けて支援してまいります。
HAKOBUNE Founding Partner 栗島 祐介氏

HAKOBUNE Founding Partner 栗島 祐介氏
一次産業の現場から気候変動課題に真正面から向き合い、グローバルなカーボンクレジット市場に果敢に挑戦する片岡氏率いるJizokuチームに深く共感し、本ラウンドに参加いたしました。
Jizokuは、HAKOBUNE Startup Contest採択からわずか半年で、日本国内の農業由来クレジット創出から、ベトナムにおける大規模なJCMプロジェクトへと事業軸を進化させており、そのスピードと適応力には目を見張るものがあります。特に、現地政府との直接交渉を通じた官民連携型のアプローチは、クレジット市場における信頼性と拡張性の両面で高いポテンシャルを秘めています。
脱炭素社会の実現に向けて、農業や林業といった「環境価値を創りながら生産する産業」の役割は今後ますます重要になります。Jizokuの挑戦が、日本発の環境テックスタートアップとして世界市場にインパクトを与えることを期待しています。HAKOBUNEは、今後も本気で社会構造を変えにいく起業家たちと伴走してまいります。
■株式会社Jizoku 代表取締役 片岡慶一郎よりコメント

株式会社Jizoku 代表取締役 片岡慶一郎
Jizokuは、カーボンクレジットを活用し、農業のこれまで評価されてこなかった多面的機能を評価し、持続可能な農業を実現するために発足しました。
カーボンクレジットは、まだまだ未熟な仕組みではありますが、無限の可能性を秘めています。
発足から、様々な方のご支援を賜り、ここまでやってくることができました。
この調達により、Jizokuはさらなる成長のフェーズに入ります。
これからも、着実に成果を積み重ね、社会に新たな価値を提供してまいります。
■株式会社Jizokuについて
株式会社Jizokuは、「誰もがおいしいご飯を食べ続けられる世界を作る」というミッションのもと、農業分野におけるカーボンクレジットの創出事業を展開しています。
また、衛星データを活用した農地のモニタリングにも注力し、農業を起点とした持続可能な社会の実現を目指しています。
社名 :株式会社Jizoku
代表取締役 :片岡 慶一郎
本社住所 :〒186-8601 東京都国立市中2-1 国立大学一橋大学内 株式会社Jizoku
事業内容 :一次産業におけるカーボンクレジットの創出支援事業
株式会社Jizoku公式サイト:https://jizoku-inc.com/
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ