日本国内で初となる研究開発拠点として一棟を利用
クレド・アセットマネジメント株式会社(本社所在地:東京都港区、代表取締役社長:塩田徳隆、以下「クレド・アセットマネジメント」)は、東京都羽村市の物流施設「CREDO羽村」について、植物工場を展開するOishii Farm(オイシイファーム、本社:米国ニュージャージー州、CEO:古賀大貴)の日本法人であるOishii Farm株式会社との間で、賃貸借契約を締結いたしました。Oishii Farmはすでに同拠点に日本オフィスを設置しており、今後植物工場研究に向けた施設「オープンイノベーションセンター」を開設する予定です。なお、当施設は、相鉄グループの(株)相鉄アーバンクリエイツ(本社・横浜市西区、社長・左藤 誠)との共同開発によるものです。

「CREDO羽村」外観
今回「CREDO羽村」が拠点として選ばれた背景には、東京都西部に位置し都心からのアクセスに優れる立地条件に加え、構造や設備面においても植物工場の研究施設として非常に適していたことが挙げられます。具体的には、柱スパンや高天井など効率的な空間利用がしやすい点、温度管理を適切に実現できる高スペックな建物仕様に加え、環境配慮型の設計やBCP対応が高く評価されました。また、一棟利用が可能で、研究開発に必要な機密性も確保できます。
さらに、植物工場の運営に必要なインフラの迅速な整備・提供に加え、無人化に向けた先進テクノロジーの導入や、モジュール型の管理システムへの対応のしやすさ、そしてフロアごとに分割利用での運用が可能な柔軟な区画設計も、本施設が選定された大きな理由となっています。なお、当施設は太陽光発電による再生可能エネルギーの活用をはじめZEB認証も取得しており、環境負荷の低減にも配慮した施設です。
Oishii FarmのCEO、古賀大貴氏は次のように述べています。「Oishii Farmのオープンイノベーションセンターは、植物工場に必要な各領域をリードする企業と連携し、量産化や生産性向上、サステナビリティ、新品種開発などの革新的研究を推進する施設です。日本が培ってきた高い技術力を基盤に、サステナブルな農業の実現、そして新たな産業の創出を目指します。」
クレド・アセットマネジメントの代表取締役社長、塩田徳隆は次のように述べています。「今回、先進テクノロジーを活用する植物工場研究の拠点として、本施設を提供できることを大変光栄に思います。従来の物流施設としての役割にとどまらず、研究開発施設として新たな産業基盤を支える施設づくりを行うとともに、Oishii Farmをはじめ、多くのスタートアップ企業の先進的な取り組みを支援する環境づくりにも貢献してまいります。」
■開発概要
施設名:「CREDO羽村」
所在地:東京都羽村市神明台 2-6-13
交通:圏央道「青梅 IC」から約 6km、中央道「八王子 IC」から約 11km、
JR東日本 青梅線「羽村駅」から約 1km(徒歩約 13 分) 敷地面積:7,219 m²(2,184 坪)
延床面積:15,272 m²(4,620 坪)
構造:鉄骨造・地上 4 階建
環境認証:CASBEE 認証 A ランク、BELS 認証 5☆、ZEB 認証
Oishii Farm について
Oishii Farmは、日本の農業・工業技術を活かした植物工場で、持続可能な農業と、圧倒的な「おいしい」の実現を目指して、2016年に設立された企業です。栽培サイクルが長く、安定生産が最も高度な農作物と言われるいちごを、植物工場内でハチによる自然受粉を用い、世界で初めて安定量産することに成功しました。自然とテクノロジーを融合させながら、温度・湿度・二酸化炭素・光・風速といった要素を農作物にとって最適な条件で再現し、年間を通して、完全無農薬・非遺伝子組み換えの、安全でおいしい旬の果物や野菜を消費者にお届けしています。
クレド・アセットマネジメント株式会社について
クレド・アセットマネジメント株式会社は、不動産アセットマネジメント会社として2021年に設立されました。顧客投資家の資金を最大限活用し、幅広い投資機会を提供するとともに、不動産の開発、運営を通して、入居企業に加え、そこで働く方々や地域社会への新たな価値の提供を目指します。また不動産の開発、運営に関する豊富な知見を活かし、物流施設から住宅、商業施設、ホテルまで、顧客企業の様々な不動産に関する課題解決をサポートします。社名の「クレド」は、ラテン語で「志・約束・信条」などを意味し、顧客、パートナー、地域社会な どすべてのステークホルダーから信頼される企業でありたいとの想いが込められています。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ