[活写]水鏡映す春
地元の小林衛さん(68)は毎年、桜が見頃を迎えると、並木沿いの水田17アールに水を張り、桜が水面に映る仕掛けを施す。「おおべ逆さ桜」の名前で名所となり、多くの人に親しまれている。
小林さんは、2017年からこの取り組みを始めた。春らんまんの水鏡を楽しんでもらおうと、水面に浮かぶごみを小まめに取り、観賞を妨げないよう夜中に水を足すなど手間を惜しまない。
「みんなの喜ぶ顔を見たらやめられない」と小林さん。副会長を務める地元の「大部地区地域づくり協議会」では、逆さ桜のポスターやパンフレットを制作し、地域ににぎわいを生み出そうと魅力をアピールする。(釜江紗英)
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