レギュラー部員で唯一、畜産動物を扱う生物資源科に所属。週2回、鶏や豚、牛の世話をしていた経験から「いずれは母校で農業教師になりたい」という夢を持っていた。
同校卒業後、東京農業大学生物産業学部(北海道網走市)に進学。数多くのプロ野球選手を輩出する強豪の同大野球部に所属しながら、北海道で盛んな畜産や畑作などを学び、卒業論文はホップについて研究。同時に教員免許を取得した。
4月から同校の生物資源科1年の副担任を務め、「畜産」「農業機械」「農業と環境」など計7科目を週20時間教える。

甲子園準優勝の経験から「目標を立てて達成するために努力し続けることの重要性を教えたい」と話す。
高校時代の高橋さんに、畜産を指導した同校の近江広和農場長は「高橋先生は甲子園で準優勝するなど、他の人がまねできない貴重な経験をしてきた。それらの経験を生徒たちに還元してほしい」と期待を込める。