
生活雑貨ブランドの「無印良品」を展開する良品計画(東京都文京区)は5月、国産果実を使った「肌のことを考えてつくったゼリー」を発売した。果実の種類と、健康的な肌を保つのに役立つ栄養素や成分を組み合わせ、3商品を展開する。

ポンジュースなどを製造・販売するえひめ飲料(松山市)は、機能性表示食品の国産かんきつジュース「アシタノカラダ」シリーズを展開する。高めの血圧を下げる機能や一時的な精神的ストレス・疲労感を緩和する機能を持つ、ガンマアミノ酪酸(GABA=ギャバ)を多く含む「清見」を使った商品など、3種類のジュースを同シリーズで販売する。同社は今後も「かんきつの機能性を生かした商品を開発・販売していきたい」とする。
民間調査会社の富士経済は、2023年の機能性表示食品の国内市場規模は前年比19・3%増の6865億円と推計する。24年以降も市場規模は拡大が予測される。消費者の健康ニーズが高まる中、国産果実の品質の高さに加えて機能性を前面に打ち出す加工品は伸びそうだ。