青果卸大手の東京新宿ベジフル（東京都新宿区）は２０日までに株主総会を開き、常務の斎藤祐一氏（６４）が代表取締役社長に昇格する人事を決定した。社長交代は５年ぶり。前社長の遠藤貢司氏（６５）は代表取締役会長に就任する。

　斎藤氏は１９８２年、東京新宿青果（当時）に入社。野菜部で長年勤務し、２０１８年から東京新宿ベジフルの常務を務めていた。

　東京新宿ベジフルは０５年、東京新宿青果と東京淀橋青果の青果卸売事業が統合し、発足した。２３年度の取扱高は６３４億円。全国中央市場青果卸売協会に加盟する７５社中、１０位の規模を持つ。練馬区と埼玉県川越市に支店がある他、東京新宿ベジフル世田谷（東京都世田谷区）を子会社に持つ。