

大空直美さん
おおぞら・なおみ 大阪府出身。声優。「天穂のサクナヒメ」主人公サクナヒメの他、ゲーム「ウマ娘プリティーダービー」のタマモクロスなど出演多数。
衣川里佳さん
きぬがわ・りか 東京都出身。声優。「天穂のサクナヒメ」に登場するココロワヒメの他、ゲーム「ウマ娘プリティーダービー」のナリタブライアンなど出演多数。
大空さん 苗を植え替える工程があるんですけど、その時にびっくりしたことがあって。青々と育った稲を土から持ち上げた時、根っこがブチブチブチって!
衣川さん そう! ブチブチブチっていう! 私も土に指を突っ込んで、結構下から引き上げたんだけど、それでもブチブチってなったよ。
大空さん 稲に「ごめんね」という気持ちになって。それでも植え替え後もぐんぐん育ったので、稲の力は強いと感激しました。
衣川さん 私の場合、水はけが良過ぎちゃったみたいで。暑い時期はすぐに乾いてしまうこともあって。本当にわが子のように思えて、常に目が離せなかったです。
大空さん マニュアルにもあるんですけど、鳥から稲を守ることにも気を配りました。私が住んでいる地域は鳥が多くて。小鳥に食べられないよう、籠をかけていました。被害は受けなかったのですが、ハラハラしましたね。
──穂が出たのを見つけた瞬間はどんなお気持ちでしたか。
衣川さん 葉っぱに隠れていたのを見付けた時は、「キャー! 出てる出てる」って思わず声を上げちゃいました。「失敗しちゃったのかな」という気持ちもあったので、すごくうれしかったです。
大空さん 私も「すごくかわいい!」って思いました。小さな種から始まって、芽がぴょろっと出てきた時を思うと、「この子がこんなに青々と大きくなったんだ」って。サクナは穂を見て「かわいいのう、かわいいのう」と言うんですけど、同じ気持ちになりました。いとおしくて、安心した瞬間でした。
▷バケツ稲づくりセット 申し込みはこちら
神々の都を追放された主人公の豊穣(ほうじょう)神「サクナヒメ」が発明を司る神「ココロワヒメ」ら仲間と共に鬼と戦いながら稲作にも挑戦し、食べ物を得ていく。
昨年7~9月に地上波で全13話が放送。現在、各種動画配信サービスで配信されている。新たにスマートフォン向けゲーム、続編アニメの制作も決定している。本紙で昨年、スピンオフ漫画「令和のサクナヒメ!ぐうたらっ子稲作奮闘記」を連載。現在はアニメ公式サイトで全4話を公開中。
(C)えーでるわいす/「天穂のサクナヒメ」製作委員会