「雑草を肥やす力にしたい」。この思いから、稲刈り後に生えてくるキツネノボタンやイヌガラシ、ムラサキサギゴケなどを土にすき込んで緑肥のように使うため、秋ではなく春に田起こしをする。今年も80アールで稲を栽培。6月中旬以降の田植えまで1カ月以上先になるので、その頃には、土にすき込んだ有機物が分解して良い状態の田んぼになる。(つづく)
(動画・文=福本卓郎)
農水省が総合防除を推進する中、従来の防除方法が見直しを迫られている。産地の維持には、環境負荷低減に加え、経済性や省力化を追求した持続可能な農業経営が必要だ。古くから病害虫防除で使われている農薬のうち... 続きを読む