米作りの現状発信 国産米の価値考えよう JA松山市
専用アカウントでは、1人で米を栽培する60代の兼業農家に密着する。年間を通じた作業内容や必要とする時間に加え、収支にも触れることで、現状の米価水準でも米農家が必ずしももうかっていないことを発信する。
また、高齢化による担い手不足や気候変動、資材高騰などの課題が山積する中で、農家はどんな思いで従事しているのかを紹介。消費者に、それでも米の価格は高いと言えるか、投稿を通じて疑問を投げかける。
JAは、20日以降に最初の投稿をアップする。今後、トレンドを敏感に察知して取り入れたり、リール投稿を活用したりして、アカウントの認知拡大を目指す。また、農業に対してネガティブなイメージを抱かないよう、前向きな農家を選定し、視聴者から支持されるコンテンツ作りに努める。
JA広報担当者は「米作りの現状を多くの消費者に発信することで、主食である米の考え方を見直してほしい」と力を込める。