同日、断水や停電の影響を受けた能登町の能登牧場とJA全農いしかわ能登牛肥育実験農場から出荷された12頭が上場した。
道路の寸断などで出荷が危ぶまれたものの、通常の1・5倍ほどの時間をかけ、無事同市場に到着したという。
生産者を後押ししようと、せりには遠方からも買参人らが駆け付け、上場したうち1頭は1キロ3532円(税別)と同日の去勢最高値を記録した。
2頭を落札した大山(東京都台東区)は、直営する飲食店で「能登牛」の応援メニューを提供する。渡邉恭司社長は「復興までにはまだ長い時間がかかると思う。今後も応援を続けたい」と力を込めた。
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