2025年6月26日(木) 13:30~ サステナブル食品市場創造に向けた無料セミナー開催。サステナブル食品市場づくりに取り組みたい企業・農業者・流通業者の参加を広く募集。

公益財団法人 流通経済研究所と株式会社マイファームは、2025年6月、「サステナブルを可視化し、社会的に評価される仕組みを構築する」ことを目的に、「サステナブルプロデュースシステム(SPS)研究会」を発足いたします。本研究会では、農業者、食品メーカー、流通・小売事業者が連携し、持続可能な食と農に関する新たな評価軸を社会に提唱します。
研究会発足の背景
近年、GHG排出削減やフードロス対策、資源有効活用などサステナブルな取り組みが進む一方で、各種認証制度や企業の自主的な活動は個別に展開されており、統一された評価基準が社会に浸透していないのが現状です。
消費者が環境負荷の少ない商品を購買しない最大の理由は、「どの商品が環境負荷の少ない商品なのか、よくわからない」という調査結果があります。

出所:ボストン コンサルティング グループ サステナブルな社会の実現に関する消費者意識調査(2023年7月調査)
食の持続性は、地球の未来と人々の健康を左右する重要なテーマであり、あらゆる角度から食のサステナブルに係る取り組みが進んでいますが、全体的な統一感がなくわかりづらい状況です。
サステナブルプロデュースシステム(SPS)研究会の概要
そこで本研究会では、サステナブルを見える化し、付加価値を創造できるように、農業者や流通関係者が実践すべき行動や、サステナビリティ情報の開示方法を検討します。
最終的には「環境・社会価値を利益の源泉とする品質管理システム(PDCA)」を設計します。

図:サステナブルプロデュースシステム(SPS)研究会のゴール
サステナブルな取り組みを日々の業務に組み込み、PDCAサイクルを通じてムダの削減やコスト低減を図り、環境保全と経営改善の両立を実現するための仕組み、これがサステナブルプロデュースシステム(SPS)です。
サステナブルプロデュースシステム(SPS)は、規模を問わずフードサプライチェーン全体で活用できる品質管理システムとなります。グリーンウォッシュの抑制にも貢献します。GAP、有機JAS、ISO14000sなど既存の認証制度との併用も可能なものとなります。
研究会終了後の展望
研究会終了後は、サステナブルプロデュースシステム(SPS)をサステナブルな価値を効率的に管理するシステムとして継続的に活用し、消費者との信頼構築を推進するほか、企業のサステナビリティ情報開示やESG投資への対応にもつながる仕組みとして整備を進め、サステナブルフード市場の形成にも貢献してまいります。
サステナブル食品市場創造に向けたセミナー開催について
今回サステナブルプロデュースシステム(SPS)研究会発足に際し、企業・農業者・流通業者を対象に「サステナブル食品市場創造に向けたセミナー」を開催します。業界横断で「サステナブルを見える化&価値化する」ための市場形成について議論し、グリーンウォッシュへの理解を深めるワークショップも実施いたします。我が国のサステナブル食品市場の形成にご関心のある皆様のご参加をお待ちしております。

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研究会の構成について
研究会の構成は以下の通りです。

主催者について

公益財団法人 流通経済研究所公益財団法人流通経済研究所は、流通・マーケティング分野を専門とするシンクタンクです。設立以来、流通・マーケティング分野において広く社会に貢献することを目的に研究調査活動を展開しております。

株式会社 マイファームマイファームは、「自産自消」=「自分でつくって自分で食べる」ことのできる社会を目指して、体験農園や農業学校の運営、農産物の生産、流通販売事業、自治体・法人コンサルティング等に取り組む会社です。 農にまつわる「ヒト・コト・モノ」という側面から多面的に捉え、活動の一つひとつがつながり、循環していくことで、人と自然の距離が近い「自産自消」のできる社会を目指します。
【本件に関するお問い合わせ先】
公益財団法人流通経済研究所
「サステナブルプロデュースシステム研究会事務局」
担当:寺田、船井、石川
住所:〒102-0074 東京都千代田区九段南4-8-21 山脇ビル10F
TEL:03-5213-4532
URL:https://www.dei.or.jp/
メールアドレス:sps@dei.or.jp
お問い合わせフォーム: https://www.dei.or.jp/form/seminar_250626_cont_agree.php
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