九州北部で梅雨入り 過去4番目に遅く
梅雨前線は通常、日本の南方にある太平洋高気圧と、北方にあるオホーツク海高気圧がぶつかり、5月に発生。日本上空まで北上すると、各地で曇りや雨の日が多くなる。
ところが、今年は偏西風の南への蛇行など前線の北上を妨げる複数の気象要因が同時に発生。平年だと中国、近畿、東海で6月6日、関東甲信7日、北陸は11日、東北南部12日、東北北部15日ごろに梅雨入りするが、現在は前線が太平洋上にあり、各地の梅雨入りは大幅に遅れる見通しだ。
また気象庁は同日、九州南部と四国で17日夜から18日午前にかけて線状降水帯が発生する恐れがあるとし、警戒を求めた。今年度から導入した「半日前予測」の2回目となり、発生すれば今年初めての線状降水帯となる。