全農肉牛枝肉共励会 名誉賞に及川勝さん
全国19都県から和牛、交雑牛計338頭が出品された。
名誉賞受賞牛の血統は、父「勝早桜5」、母の父「美国桜」、母の母の父「百合茂」。格付けはA5、脂肪交雑基準(BMS)ナンバー12。枝肉重量590キロ、ロース芯面積99平方センチ、歩留基準値80・2で、「脂肪交雑が全体に入り、脂と筋肉のバランスが良い枝肉だった」と評価された。
及川さんは枝肉を「今までにない最高の出来となった」と評価し、「消費者に食べてもらえるおいしい和牛を作りたい」と話す。名誉賞の受賞は初めて。枝肉は同日のせりで1キロ8007円で落札された。
交雑種の部では、「北美津久」を父に持つ去勢牛がA5、BMS10の好成績で最優秀賞を獲得した。
名誉賞に次ぐ最優秀賞は次の通り。
▽和牛去勢の部=佐藤和徳(栃木、父「美津金幸」、母の父「安福久」)
▽和牛雌の部=近藤毅(栃木、「美国白清」、「諒太郎」)