
開発した絹弦は、三味線の3本の弦の中で、最も細く切れやすいとされる「三の糸」。弦をはじき続けて切れるまでの回数を調べる試験では、既存の絹弦に比べて3割以上、耐久性が高かった。プロ演奏家の官能評価では、弦がけば立ちにくく、音の大きさや余韻に優れるとした。
同機構が育成した「響明」は、繭を作る繭糸(けんし)の強度と、生糸の収量性を両立した品種。「日137号」と「MC502」の交雑種に当たる。同機構は「既存のシルク製品だけでなく、強度を生かした新しい製品開発も期待できる」(生物機能利用研究部門)としている。

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