試食したのは茨城県産「にじのきらめき」。同じ倉庫で保管されていた21~24年産の各年産の米で作ったおにぎりを食べ比べた。
小泉農相は、最も古い21年産について「炊きたての米につんとした匂いを感じる」と指摘した農水省職員もいたとしつつ、自身は「おいしくいただける」と食味に自信を見せた。古い米をおいしく食べる方法について、「世の中の皆さまのさまざまなアイデアが出ることを期待したい」とも述べた。
備蓄米を巡っては、江藤拓前農相も4月下旬、22~24年産の米を試食した。銘柄は、今回と同じ茨城県産「にじのきらめき」。今回は、その時よりさらに1年古い21年産が登場した。
随意契約による備蓄米の放出は、22年産20万トン、21年産10万トンの計30万トンが対象。
(北坂公紀)

