全農長野は確保した備蓄米の流通・販売が順調に進んでいることを受け、3回目の入札で2000トンを新たに確保したことを明らかにした。米穀課の池田吉隆課長は「売り場に米がないという状況を防ぐため、追加で確保した」と説明。「切れ目なく消費者に米を提供してく」と話した。

全農長野は同日、消費者に向けて販売状況を伝えるため、開店前のA・コープファーマーズ南長野店(長野市)の精米売り場を報道陣に公開。備蓄米は「国内産ブレンド米」として5キロ2990円(税別)で店頭に並んだ。
運営会社の長野県A・コープの米担当者は「備蓄米でもうけようとは思っていない。なるべく多くの人に米が行き渡るよう、この価格で販売を続ける」と話した。
(岩下響)