国内の研究者が最新のミルク研究を21題発表
一般社団法人Jミルク(大貫陽一会長)と、牛乳・乳製品や酪農乳業に関わる研究者や専門家らでつくる「乳の学術連合」は、11月30日(土)に東京都千代田区のTKPガーデンシティPREMIUM神保町で、学術研究集会「ジャパンミルクコングレス2024」を開催します。
乳の学術連合では、乳の健康・栄養面の価値や社会・文化的な意義の解明、価値や意義を伝えるための食育など多様な研究活動を行っており、その研究成果を酪農乳業関係者に発表します。食品科学分野での日本酪農科学会との連携による研究成果も含めて、口頭4題、ポスター17題の計21題を発表予定です。加えて、国連食糧農業機関(FAO)による特別講演や、子どもによる研究発表も予定しています。
■ 開催概要
- 日時
2024年11月30日(土)10時30分~16時15分 ※情報交換会 16時30分~17時30分
- 会場
TKPガーデンシティPREMIUM神保町(千代田区神田錦町3丁目22テラススクエア3階)
- 主催
一般社団法人Jミルク
- 協力
乳の学術連合、日本酪農科学会
- 主な参加対象
乳の学術連合会員、酪農乳業関係者、医師、栄養士、学校教職員、研究者、メディア・ジャーナリスト、乳研究に興味のある方など
- 申込方法 参加される方は、下記のURLから申し込みをお願いいたします。(当日取材をされる方も、申し込みをお願いいたします)
URL: https://forms.gle/axABUzJEo6uRFzps5
- 申込締切 2024年11月18日(月)
- 参加定員 250名(定員になり次第、締め切りとなります)
【プログラム(予定)】
◇ ポスター発表(17題:研究者・テーマ)
牛乳乳製品健康科学分野(7題)
- 「質量分析で解き明かす乳製品の脂質酸化メカニズムの解明と制御方法の構築」
伊藤隼哉(東北大学農学研究科助教)
- 「サルコペニア予防を目的とした牛乳とシンバイオティクスの創出」
岡村拓郎(京都府立医科大学大学院医学研究科内分泌・代謝内科学病院助教)
- 「乳幼児の鉄・ビタミンD不足に対するフォローアップミルクの効果」
貝原奈緒子(人間総合科学大学人間科学部健康栄養学科講師)
- 「血管機能に影響をもたらす新たな乳由来因子の研究」
高野義彦(武庫川女子大学食物栄養科学部食創造科学科准教授)
- 「乳製品摂取による腸内細菌叢dysbiosisの改善と肺癌免疫療法増強効果に関する前向き観察研究」
庄司文裕(九州がんセンター呼吸器腫瘍科医長)
- 「糞便微生物移植治療から見出した乳製品による腸内放線菌の役割~難治性疾患の治療および予防に向けて~」阪口義彦(徳島文理大学薬学部微生物学教室准教授)
- 「糖尿病環境下での神経グリア細胞の慢性炎症と細胞死を防ぐ牛乳に含まれる脂肪酸の探索」
中村彰男(実践女子大学生活科学部教授)
乳の社会文化分野(5題)
- 「香港における日本産牛乳の評価と輸出促進方策-アンケート調査に基づく分析」
李冠軍(高知大学データサイエンスセンター特任助教)
- 「明治初期京都における農業・牧畜振興に関する研究」
辻垣晃一(京都府立須知高等学校教諭)
- 「健康経営企業が取組む従業員の健康づくりにおける乳製品活用の実態調査」
上西智子(東北大学大学院経済学研究科博士研究員)
- 「日本在住ムスリムの乳類摂取状況と購入時選択基準に関する研究」
矢澤彩香(大阪公立大学大学院生活科学研究科准教授)
- 「ミルクプラントを核とした酪農経営と市民・自治体・企業間の戦略的連携の検討」
岡田直樹(秋田県立大学大学院生物資源科学研究科教授)
食と教育分野(1題)
- 「教科並びに給食指導を通した食育のコンテンツ開発の研究ー食材を通して特に乳を中心についてー」藤本勇二(武庫川女子大学教育学部教育学科教授)
日本酪農科学会(4題)
- 「脱脂乳を活用した低脂肪チーズの物性制御に関する研究」
佐藤薫(日本獣医生命科学大学応用生命科学部教授)
- 「力学/画像同時解析による脂肪球凝集塊の破壊メカニズムに関する研究」
藤井修治(東洋大学食環境科学部教授)
- 「ヤギ由来乳酸菌を補助スターターに用いて製造したナチュラルチーズの特性解析」
福田健二(帯広畜産大学農畜産学研究部門教授)
- 「生活習慣病対策のための新規乳製品の開発」
西村順子(日本大学生物資源科学部上席研究員、福島大学農学群食農学類客員教授)
※詳細は、乳の学術連合ホームページ( https://m-alliance.j-milk.jp/jmilk-news/2024news/detail/0528.html )に掲載しています。
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