パルシステム連合会
生産者との交流で知る　おきたまの魅力と米の育ち

生活協同組合パルシステム東京（本部：東京都新宿区大久保、理事長：西村陽子）は6月21日（土）から22日（日）まで、産直提携産地JA山形おきたま（本店：山形県川西町、若林英毅代表理事組合長）で、田んぼの草取りツアーを開催します。生産者とともに作業をしながら、農薬を減らし栽培する田んぼに集まる生き物たちを観察します。米とともに育まれる田んぼの生物多様性に触れ、食べ物の生産過程と産地への理解を深めます。

生き物観察で知る　命育む田んぼの力
ツアーは東京駅から、新幹線とフラワー長井線を乗り継ぎ長井駅を目指します。フラワー長井線は、100年以上の歴史がある鉄道です。ツアーのため特別に方言ガイドの車掌が添乗し、田園風景の広がる沿線を案内してくれます。

長井駅からバスで向かうJA山形おきたまの田んぼでは、パルシステム米生産部会のメンバーが約25人の参加者を出迎えます。生産者と一緒に直に田んぼに入り、農薬削減のため稲と一緒に育ってしまった雑草を抜き取ります。

草取りの後は見通しの良くなった田んぼで、どんな生き物が住んでいるのか探します。生き物の種類や名前、数を調査して、環境保全型農業で育まれる多様な命の存在を確認します。普段食べている米を育む水田に生息する生き物を知り、地域の環境と調和した米作りの意味を考えます。

▲田んぼでの草取り

▲生き物調査

1日目の締めくくりは、「卯の花温泉 はぎ乃湯」で田んぼの泥と疲れを流し、生産者との夕食交流会です。地元の旬の食材などを活かした料理を堪能しながら、最上川の豊かな水と置賜盆地の肥沃な土壌で育む米作りのようすを教えてもらいます。つくり、食べるお互いの立場を理解し感謝の気持ちを伝え合います。
資源循環型の地域づくりを体感
2日目は、東北屈指の規模を誇る長井ダムを見学し、置賜の豊かな自然の中を散策します。長井ダムの水を活用した農業用水路では、野川小水力発電所が稼働しています。本施設では、パルシステム電力（東京都新宿区、代表取締役社長大安さとる）を通じ、全発電量を利用者に届けています。再生可能エネルギーによる発電施設を見学し、米作りとともに資源を循環させる地域づくりを体感します。

地域の交流施設「旧長井小学校第一校舎」では、オリジナルけん玉作りを体験します。ペインティングを施して世界に一つのけん玉を制作します。けん玉のプロが高難度な技を披露するパフォーマンスも予定します。

昼食で山形の郷土料理を楽しんだ後は、道の駅「川のみなと長井」地元物産の買い物をし、東京への帰途につきます。

　　　　▲けん玉ペインティング体験

▲けん玉パフォーマンス

生産者と消費者の協同でつくる食と農
JA山形おきたまは、特別栽培米の「エコ山形つや姫」「エコ山形ササニシキ」をはじめ「山形雪若丸」「山形はえぬき」など、農薬や化学肥料の削減に努めて生産しています。2002年、利用者自身が栽培履歴などを監査する「公開確認会」の開催をきっかけに、長井市管内での航空防除を廃止しました。現在はJAが主体となり、農薬を削減した米作りを積極的に指導しています。

パルシステムは毎年、さまざまな産地交流企画を開催し、消費者と生産者の「顔が見える関係」を築いています。
パルシステム東京と山形おきたま

パルシステム東京はこれからも、生産者と消費者の距離を近づけ、協同の力で持続可能な食と農を広げていきます。
「田んぼde生き物調査＆オリジナルけん玉作り＆農業と再生可能エネルギーを学ぼう」開催概要
日時：2025年6月21日（土）～22日（日）
会場：山形県長井市

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パルシステムの産直
生活協同組合パルシステム東京
所在地：東京都新宿区大久保2-2-6、理事長：西村陽子
出資金：225.7億円、組合員数：53.9万人、総事業高：883.2億円（2025年3月末現在）
HP：https://www.palsystem-tokyo.coop/

パルシステム生活協同組合連合会
所在地：東京都新宿区大久保2-2-6 、理事長：大信政一
13会員・統一事業システム利用会員総事業高2,541億円/組合員総数173.5万人（2024年3月末現在）
会員生協：パルシステム東京、パルシステム神奈川、パルシステム千葉、パルシステム埼玉、パルシステム茨城 栃木、パルシステム山梨 長野、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡、パルシステム新潟ときめき、パルシステム共済連、埼玉県勤労者生協、あいコープみやぎ
HP：https://www.pal-system.co.jp/


2025年は国際協同組合年です

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