著者荒川隆
編集・発行株式会社 日本農業新聞
体裁四六判 / 292ページ
価格2,200円(税込)
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書名:食料安全保障と農政改革
出版:株式会社 日本農業新聞
ISBN:978-4-910318-15-8
取次:全国官報販売協同組合(全官報)
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大転換期を迎えた農業と農政を読み解く!
現在、日本の農業と農政は、戦争や環境変動など国際的・国内的激動の下で、大きな変貌を遂げつつあります。そして2024年に実現した「食料・農業・農村基本法」改正によって、いま、食料安全保障への国民的な関心が高まりつつあります。
とりわけ昨年秋からの「令和の米騒動」や、食品価格の値上がりは、日々の暮らしに欠かせない・生命の維持に欠かせない、この食料というものをあらためて見つめる契機ともなっています。食料を将来にわたって安定的に供給し続けることは、国の基本的責務にほかなりません。
本書は、このような大きな農政の流れに当事者としてかかわり、その後も深い洞察を加えてきた著者が、時々の政治的経済的社会的事象を踏まえて記録してきたコラム記事を中心に、食料・農業・農村をめぐる戦後農政の変化をわかりやすく説き起こしたものです。混迷する農政の現在を理解するための、最適の入門書です。
目次
第1章 食料・農業・農村の今
―大いなる誤解を解くために
第2章 農業・農村政策の基本
第3章 規制改革と「奇妙な農政改革」の失敗
第4章 食料安全保障の確立と基本法改正の道のり
第5章 物価高騰と適正な価格形成
第6章 いつも多難な米政策
第7章 霞が関 岡目八目
第8章 食料安全保障と農政
第9章 適正な価格形成をめぐる課題と展開方向について
第10章 農林水産省の組織再編について
荒川隆(一般財団法人食品産業センター理事長)
1959年宮城県生まれ。82年農林水産省に入り、食糧部長、畜産部長、官房総括審議官、官房長、農林振興局長などを歴任し、2018年退官。一般財団法人食品産業センター理事長、JA全農経営管理委員