第1回みどりGXアワード


「みどりGXアワード」は、持続可能な食と農を目指すコンソーシアム「みどりGXラボ」が目指す「持続可能な食と農」の優良事例をたたえる表彰です。農業の環境負荷低減や脱炭素化、気候変動への適応などの優れた事例を広く周知し、各地の取り組みの加速につなげます。

第1回アワードでは、みどりGXラボが2024年7⽉から25年2⽉に開催した7回のオンラインセミナー、2回の交流イベントで登壇した実践者をノミネート。生産現場や、生産を支える関係者の特に優れた取り組みを3点選びました。

受賞者のご紹介

農業部門グランプリ

JA常陸(代表理事組合⻑ 秋⼭豊⽒)

受賞理由

もともと有機農業が盛んではなかった地域で、管内にある常陸⼤宮市と連携し、⼦会社で⽣産して学校給⾷に納⼊するなど、JAが率先して有機農業の産地化を進めた。有機専⾨の卸売業者との契約、有機⽶のブランド化など、有機農産物の課題である販路の確保にも努める。有機農業に⼒を⼊れるJAとして情報発信にも積極的。県内の他JAでも有機農業の取り組みが広がりつつあるなど、地域内外に影響を与えている。

連携・支援部門グランプリ

株式会社サンプラザ(代表取締役社⻑ ⼭⼝⼒⽒)

受賞理由

⼤阪府南部を中⼼に⾷品スーパーを展開し、近隣⽣産者の有機・特別栽培の農産物を継続的に販売。温室効果ガス削減・⽣物多様性保全の取り組みを⾒える化する「みえるらべる」の表⽰を制度開始当初から積極的に展開し、環境負荷を低減した農産物の選択・消費に貢献している。「みえるらべる」への参画を農業者に呼びかけたり、⾃作の動画でPRしたりといった活動もしており、これらの取り組みの輪を広げている。

特別賞

稲作本店(共同代表 井上真梨⼦⽒・敬⼆朗⽒)

受賞理由

那須⾼原で150年続く⽶農家。環境に配慮した⽶作りをベースに、⽶のEC直販をはじめ、ポン菓⼦や⽶粉を使ったカヌレ・バームクーヘンといった加⼯品の開発を⾏うなど、⾼付加価値化を実現する。SNSを使った⽶と⽥んぼの魅⼒の発信、クラウドファンディング、⽔⽥でのキャンプやカフェイベントなど、都⼼の消費者と⽥んぼの距離を近付け、⽶作りや地域を次代につなぐ活動も展開している。

表彰式

2025年3月17日に東京農業大学で開く「みどりGXサミット」内で表彰式を行います。式の様子を後日お伝えします。

第1回アワード概要

  • 主催:日本農業新聞
  • 選考対象:みどりGXラボ2024年度セミナー・交流会に出演いただいた実践者の取り組み
  • 選考方法:みどりGXラボ代表、運営委員の協議
  • 各賞:
    (1)グランプリ
    下記の2部門において、選考対象のうち特に優れた事例
    ・農業部門=農業者、JAなど生産現場が実践する取り組み
    ・連携・支援部門=行政や消費者、食農関連企業など、生産現場以外の主体が生産現場と連携して実践する取り組み

    (2)特別賞
    グランプリ以外で将来性が期待される、ユニークであるなど、特に評価されるべき事例

次回のご案内

第2回は2025年度内に開催予定。皆様のエントリーを募ります。

詳細が決まり次第、みどりGXラボの公式サイトやLINEで届くみどりGX新聞などでお知らせします。

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