農水省は30日、2025年産主食用米の適正生産量を24年産予想収穫量と同じ683万トンに設定した。実現すれば26年6月末の民間在庫量は182万トンとなる。今夏にスーパーで欠品が多発した中、低水準にあった在庫量を引き上げることで需給安定を図る。25年6月までの1年間の需要量は前年より31万トン減の674万トンと見通した。
同日の食料・農業・農村政策審議会食糧部会に需給見通しとして示し、了承された。
同省は需給見通しの中で、24年6月末の民間在庫量を3万トン減の153万トンに下方修正した。23年7月から24年6月までの需要量については705万トンに上方修正した。
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