クルックフィールズの敷地内で実施するフィールドツアーでは、野菜などの収穫や動物とのふれあい体験を提供する。オイシックス・ラ・大地が展開する食品の定額購入サービス・Oisix(オイシックス)の会員向けに、7月から月に1回程度のペースで開催していく予定だ。
共同開発のオリジナル商品にはクルックフィールズで収穫された野菜や、同農場近隣で捕獲されたイノシシなどのジビエ(野生鳥獣の肉)などを使う。第1弾の商品としてピザとスパイスカレーのミールキットを30日からOisixで販売する。
オイシックス・ラ・大地の高島宏平社長は、自社の主力商品が生鮮野菜からミールキットに変化する中で「利用者に生産者の思いを伝えることが課題となっていた。両社で協力し、生産者や農業を身近に感じられる事業を行なっていきたい」と展望を述べた。
クルックフィールズの小林社長は、合弁会社の事業を通して農業の魅力を発信していくことに加えて「今後は地域のJAや行政とも協力しながら房総地域の振興にもつなげたい」と話した。
