掲示物は、測定を促す漫画入りの卓上メニューや、野菜の摂取レベルに応じてサラダや温野菜を提案するポスターなど。
VCを置いた店の測定率は、掲示物の有無を問わず平日が2割、休日が3割と休日の方が高かった。野菜メニューの注文率は、休日において、VCと掲示物の併用が6・5%、VCだけの店舗が6・4%、対照店舗が6・0%となり、VCと掲示物を併せて提案すると、野菜料理の注文を促すことができることが示唆された。
小学生以下の子ども連れの来店客の測定率が最も高かった。測定後に意識して野菜メニューを食べるか意向を調べたところ、平日は「すぐに実行したい」が55%だった。休日は、より積極的な「今回の食事で実行」が20%あり、「すぐに」の53%と合計で7割に達し、即効性が伺えた。
ゼンショーHDは「野菜メニュ-の提案を工夫し、外食で無理なく健康になれるような選択肢を提供していきたい」(広報室)と話す。研究成果は第71回日本栄養改善学会学術総会で発表した。