和牛を「ちょっといい日」に 全農、消費増へPRを強化
全農は、販売が伸び悩む和牛の消費を盛り上げようと、2023年度から和牛のPRキャンペーンを強化している。「ちょっといい日に和牛を食べよう!」を合言葉に、本年度は誕生日や給料日、大勢が集まる宴会など、さまざまな機会に和牛を食べてもらうためのPRを強化する。
29、30の両日には、東京都新宿区の新宿駅東口で、農林中央金庫と「酪農・和牛の魅力発信にっぽん応援マルシェ」を開き、和牛のローストビーフなどの試食を提供。和牛肉を販売する。
「食べログ」と連携し、和牛を扱う飲食店の情報を集めた特設サイトを月内に立ち上げる。忘年会、新年会など年末年始の誘客を狙う。
今月から来年1月までの毎月29日と2月9日の「肉の日」には、新宿駅東口の商業ビル「アルタ」の大型ビジョンで、和牛焼き肉のPR動画を放映する。
全農の通販サイト「JAタウン」では、和牛の送料無料やプレゼントのキャンペーンを展開する。子どもたちにおいしさを知ってもらおうと、子ども食堂に和牛を提供する。
全農は「“ちょっといい日”の食事に和牛を選んでもらい、“もっといい日”にしてほしい」(畜産総合対策部)と呼びかける。
(菅田一英)