種雄牛「福之姫」育種価で歴代最高 「桁違いの改良力」家畜改良事業団
「福之姫」の父は増体とBMSの改良力で定評のある「芳之国」。母の父「勝忠平」、母の母の父「第5隼福」という血統で、母親は栃木県でBMSに高い育種価を示した「ふくひめ3」だ。
同事業団の育種価の総合評価は枝肉重量とBMS、ロース芯面積を1対2対1の比率で算出しているが、その値は11・41で、2位の8・10、3位の7・95を大きく引き離している。「11という数字は圧倒的」と同事業団では話している。
BMSの育種価は歴代1位。さしの形状、かぶりさし、さしのもも抜けも良好。23頭を使った現場後代検定ではBMSナンバーが平均で9・2になっている。枝肉重量の育種価も12位とまずまずの成績と質量を兼ね備えた種雄牛だとしている。