女性登用で職場改善 活躍推進へ7JAサミット
JA鹿児島きもつきと千葉県JAいちかわ、神奈川県JAはだの、長野県JA松本ハイランド、JAぎふ、滋賀県JAグリーン近江、JAみえきたの組合長と女性職員らが参加。JA鹿児島きもつきの下小野田寛組合長は「女性がもっと生き生きと輝くJAにしていきたい」と強調した。
JA全中の2023年の調査では、JA管理職に占める女性の割合は、課長以上で11・78%、部長以上で4・33%。
サミットに参加した女性職員らは本人の適性に合わせたキャリア形成とサポート体制づくり、多様な働き方を支える仕組みなどを重視した。「前例やロールモデルを増やし、管理職を目指すきっかけをつくることが大事」との声があった。
組合長は、JAを取り巻く環境変化への対応には女性活躍が欠かせないと指摘。意見の反映に向け、管理職の増加など「活躍の場をまず増やすことが重要だ」との声が出た。
サミットでは、各JAが職員の仕事や育児における助け合いや職場風土の醸成などを盛り込んだ行動計画を採択した。
農林中金総合研究所の斉藤由理子特別理事研究員は、JAの女性活躍は、人材の流出防止にも欠かせないと説明した。