全国各地の優れた加工品の魅力を知って――。漫画家で本紙「一村逸品大賞」の審査委員長を務めるやくみつる氏が１１日、東京都千代田区で開催中の同賞２０回を記念した販売イベントに登場した。

　やく氏は自身が選んだ「やくみつるセレクション」の魅力などをＰＲ。群馬県上野村の「猪豚（いのぶた）のミートソース」に「本場上野村の味がいただける。明日の昼ご飯にもってこいだ」と太鼓判を押した。「豊栄へそ丼セット」（広島・高光養鶏場）や「熟し芋」（鹿児島・ＪＡあおぞら）なども店頭に並んだ。

　ＪＡおきなわの「黒糖バター」を購入した千葉市在住の６０代女性は「各地の珍しい商品に出合えた。甘じょっぱい黒糖バターをステーキに合わせて食べたい」と笑顔で話した。

　イベントは東京・ＪＲ秋葉原駅近くの「日本百貨店しょくひんかん」で１２日まで開く。