ＪＡ全中は１８日、東京都内で第３０回ＪＡ全国大会を開く。大会議案では、ＪＡの強みである協同活動と総合事業の「好循環」で食や農業、地域社会を活性化することを提起。五つの戦略を実践し、地域に根差すＪＡグループの存在意義を示す。オンライン出席も含め、全国のＪＡ代表ら約４０００人が参加する見通しだ。

　ＪＡ全国大会は３年に１回開く。決議は今後３年間のＪＡグループの指針となり、各ＪＡや県域組織は地域の実情に合わせて計画や戦略に反映し、実践していく。

　スローガンは「組合員・地域とともに食と農を支える協同の力～協同活動と総合事業の好循環～」。議案はＪＡグループの２０２５～２７年度の取り組みの方向性を示す。組合員・地域社会への価値提供に向け、（１）食料・農業（２）くらし・地域活性化（３）組織基盤強化（４）経営基盤強化（５）広報－－の戦略を掲げた。

　全国大会で決議として採択する。ＪＡや県域は決議を踏まえ、地域の実情に合わせた取り組みを検討、実践する。

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