農業経営の改善などに取り組んだ成果を披露するプロジェクト発表会は、「農業生産・農業経営」「国土保全・環境創造」「資源活用・地域振興」の3分野で発表。全国9ブロックから選ばれた代表校が臨んだ。
東海代表の岐阜県立加茂農林高校は「飛騨牛をより高みへ~データに基づいた飛騨牛生産」を披露。全国の農高で初めて牛のルーメン(第一胃)にセンサーを入れ、飼料の給与割合とルーメン環境の関連を明らかにした。発表に臨んだ渡邉煌さん(生産科学科3年)は「緊張で手が震えたけど、ペースを保って発表できた」とホッとした表情を見せた。
山梨県北杜市立高根中学校2年の3人は、職場体験の一環で県議による大会視察に同行、会場を訪れた。祖父が野菜農家という野中宙さん(14)は「農業は身近。農業の課題に取り組んだ発表は興味深かった」と話した。

