二番穂にイネカメムシ 耕起、すきこみ呼びかけ 農水省
同省によると、二番穂で同害虫の確認が報告されたのは今年が初めて。同日までに複数県から情報が寄せられているという。
ひこばえとも呼ばれる二番穂は、稲刈り後の株から再生して出てくる。米の収穫後、すぐに耕起するよう推奨されているが、翌年の田植えの準備時期まで放置することも少なくない。農研機構は、同害虫の幼虫の餌になる恐れがあり、「越冬個体数が増える可能性がある」として、早期の耕起・すき込みを促している。
同害虫の二番穂発生を巡っては、本紙「農家の特報班」が発見現場を報道。出穂期に発生していた田に残る株に、複数の同害虫が見つかった。