“偽JAバンク”報告最多 12月1万件超 フィッシングに注意
フィッシングは、偽サイトに誘導してID・パスワードなどを入力させて盗み取る手口。それらが盗まれると預貯金が不正に送金されるなどの恐れがある。
同協議会によると、昨年12月のフィッシング報告件数は過去最多の23万2290件で、単月で過去最多となった。年間では171万8036件で、最多だった23年の119万6390件を大幅に超えた。
JAバンクをかたった偽メールなどの報告は9月に初めて1万件を超えた。10、11月は落ち着いたものの、12月は再び1万件を超えた。
偽メールの件名は「利用停止のお知らせ」や「お客さま情報等の確認について」など。農林中金は、不審なメールは絶対に開かず、削除するよう注意を呼びかけている。
同協議会は、インターネット通販サイトのアマゾンやスマートフォン決済のPayPay(ペイペイ)、佐川急便などをかたったフィッシング報告もいずれも1万件以上あるとして注意を呼びかける。