ジビエ料理コンテスト 農水大臣賞に安澤さん(兵庫)と土屋さん・杉浦さん(静岡)
9回目を迎えたコンテストはジビエの利用拡大や認知度向上が目的。同省の鳥獣利活用推進支援事業の一環で、日本ジビエ振興協会が主催する。過去最多の305点の応募レシピから12点が受賞した。
安澤さんは、兵庫県西宮市のスペイン料理店のオーナーシェフ。丼ぶりに積み重ねた鹿肉とイノシシ肉を火山に見立て、見た目から興味を引きつける。赤ワインやしょうゆを煮詰めたタレはご飯との相性が抜群で、審査員も「食欲をそそる」と高く評価した。
土屋さんと杉浦さんは、静岡県立下田高校の生徒。イノシシ肉とキャベツやブロッコリーなどの野菜を蒸した和風料理で、塩こうじに漬けてから蒸すことで肉を柔らかくする工夫が光る。同県産のぐり茶と塩を合わせた調味料が、イノシシ肉のうま味を引き立てる。
受賞レシピは、今月中に同協会のホームページに掲載予定だ。