大手スーパーのイトーヨーカドーとアイリスオーヤマは３１日から、随意契約で放出された政府備蓄米の販売を一部店舗で始める。当初の見込みより早い時期での発売で、価格は５キロ２０００円（税別）。イオンやドン・キホーテ、オーケーも６月初旬に発売する方針で、各社が備蓄米の供給を急ぐ。

　イトーヨーカドーは３１日、東京都大田区の大森店で発売する。同日の販売予定数量は５００袋で、以降の販売数量は未定。６月１日からは中京や関西を除くイトーヨーカドーとヨークの全店で順次発売する。

　アイリスオーヤマは３１日、千葉県松戸市内のユニディと仙台市内のダイシンで売り出す。販売予定数量は５キロ商品がそれぞれ６５袋と９５袋。

　イオンは６月１日から東京都品川区のイオンスタイルで、５キロ１９８０円（税別）で販売する。２日には千葉市、名古屋市、大阪市の３店舗でも発売し、４店舗合計の初回入荷数量は１万５０００袋を見込む。

　ドン・キホーテは６月初旬、オーケーは６日から発売する計画だ。

（鈴木雄太）